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Google Analyticsのウェブテストを試してみた。A/Bテスト機能として良さげだったのでまとめ。
Webサイトを運用していると、何らかの目的を満たすために、
やれページのデザインを修正したり、やれ入力フォームの見せ方を変えたり、やれコンバージョンへの導線を改善してみたり、日常的にやっておられると思います。
その際、”どう変更するか”が一番重要で、且つ最も難しいのだけど、
「担当者が良いと思った」とか「エライ人の好み」とか、主観的な判断ではなくて、
何パターンかのうちユーザーの実績に基づいた根拠が欲しい!!ってときに使えるのが、
このGoogle Analyticsのウェブテスト機能。
前提条件、手順は以下のとおり。
前提条件:
(1)Google Analyticsのアカウントを持っていること
(2)テストページを2パターン用意していること
手順:
以下Google Analyticsでの操作
(1)メニューから「コンテンツ」→「ウェブテスト」を選択し、「テストを作成」ボタン押下
(2)オリジナルページのURLを入力し「テストを開始」ボタン押下
※成果が高いと想定されるページをオリジナルページとして登録した方が良い
(3)「このテストの名前」「このテストの目的」「テスト対象のトラフィックの割合」「重要な変更内容に関するメール通知」を設定し「次のステップ」ボタン押下
※「このテストの目的」が重要なポイント。コンバージョン,PV,直帰率などが設定できる
(4)「パターン1」のURLを入力し「次のステップ」ボタン押下
※パターンは最大9パターンまで設定可能
(5)テストコードを発行し、オリジナルページ、テストページのhtmlのhead開始直後に埋め込む
※オリジナルページ、テストページのURLに、パラメータが付く
例:http://ohsexybaby.com?utm_expid=12345678-0.abcdefghijk1234lmnop.0
※このコードは、Google Analyticsのタグとは別です。
(6)テストコードおよび、Google Analyticsのタグが正確に埋め込まれているか、チェックしてくれる。
上記以外に検討、準備すること
(7)SEOを考慮し、全てのテストページがクローラーにインデックスされないように、
rel=“canonical”で正規化する必要がある
以上で準備完了。
最後、Google AnalyticsのウェブテストをA/Bテストで使ってみたまとめ
・テストページを用意し、目標を確定させれば、準備に工数をかけずにテストが可能
・テストページが、動的なURLパラメータを含むページであってもテストは可能
→たとえば、http://ohsexybaby.com/testA.html?id=123456789 と http://ohsexybaby.com/testB.html?id=987654321 (※idは動的)をテストしたい場合、登録は、
http://ohsexybaby.com/testA.html と http://ohsexybaby.com/testB.html でOK。
・テスト終了後、クローズするテストページに関しては、301リダイレクト設定をする
→ブクマしたユーザーからのアクセスがエラーにならないように。
・テスト結果が、Analytics管理画面に反映されるまで数時間を要する(リアルタイムではない)
・「テストページA」「テストページB」のどちらを表示するか、Google側が振り分けてくれるので、
アプリ側でランダムに振り分ける処理が必要ない。
→「テストページA」「テストページB」を検証したい場合、リンク元は「テストページA」のみでOK
・「multi-armed bandit」方式を採用しており、それまでのテスト結果に応じて、成果の高いページをより表示するようにGoogle側がコントロールしてくれる
→たとえば、テスト結果がある程度蓄積されて「テストページA」のCVRが6%、「テストページB」が3%だった場合、テスト期間中であっても「テストページA」に、よりトラフィックが振り分けられる
・テスト対象とするユーザーの割合を設定できる
→たとえば、「テスト対象のトラフィックの割合」を50%にすると、
オリジナルページ→75%(テスト非対象が50%+25%)、テストページ→25%となる。
なかなか素敵な機能だとおもいます。
印刷 | この記事は ohsexybaby によって 2013/08/26 7:46 PM に投稿されました, Web 以下に保存されています。 RSS 2.0 を通してコメントをフォローする。 コメントを残すか、ご自分のサイトからトラックバックできます。 |